約 1,607,599 件
https://w.atwiki.jp/persona2009play/pages/13.html
基本情報 名前 日向 鈴(ひなた りん) あだ名 ヒナ、リン、ひなりん、りんりん(名前を適当にもじられる) 出席番号 22 生年月日 10月31日 血液型 あきらかにB型 所属クラブ 陸上部 趣味 カラオケ、体を動かすこと全般 特技 徹カラは3連チャンまでいけます! 自己紹介 筋金入りのカラオケスキー、走ることスキー。今年も趣味と部活に生きる予定なので、一緒に走ってくれる人や一緒にカラオケ行ってくれる人大募集!いつでも徹カラいっちゃうよ~? その他ステータス 身長 156cm 体重 49kg 勉学 いつでも平均点 大切なもの リストバンド 使用技能 中国武術 主な武器 中国武器(三節根タイプで、サポートスパッツに着用) 得意技 札(中国武術)、「ひなたりんだから」、野生の勘 座右の銘 考えるより突っ走る! ペルソナ アルカナ THE SUN 初期ペルソナ シュンディ・ムミー 転生ペルソナ アポロニアス 相性 剣- 物× 技- 火- 氷- 雷- 風- 地- 心- 禁- 聖- 呪- 使用技能(ペルソナ系) 創世合体テレパシー無限パンチワイクル武器の聖別マハブフ 使用技能(中国武器系) 札欄拿掃脚舞花旋穿埃側空翻拗接 性格等 性格 悩みがないのが悩みという、まさに「太陽」のお日様元気娘。友達思いで面倒見がよく、困っている人はほっとけない。そのためメンバーが困っているとそのメンバーにくっついて探索に赴くというある意味で損な役回りでもある。逆にいえば相性が誰に対してもよく、パーティの誰とでも組ませることができるのは彼女ならではの特徴。必殺技は野生の勘であり、勘だけで自分の行動だけでなくシナリオまで動かしてしまう。が、突っ走りすぎてドツボにハマることも多々ある。 名前の由来 THE SUN の「日向」。「鈴」は「りん」という音に「凛」「燐」と漢字を当てはめて一番しっくりきたものを選んでみた……と言いつつ思いついたのは某ゲームかららしい。「ひなたりん」という音は命名者のお気に入りでもある。ちなみに兄の「翼」はキャプテン某の「日向小次郎」から転じての名前。 家族等 普通の家庭で生まれ育ったフツーの娘。家族構成は両親、大学生の兄(日向 翼)。ちなみに兄は地方で下宿している。 ペルソナ 太陽に祝福されて明るく元気に生きてきた娘は、夜に触れ、昼に触れ、さまざまに自分の世界を広げていく。彼女に「栄光」が訪れる日はいつだろうか? 戦闘の役割・育成プラン 典型的な大器晩成タイプ。最初は武器が弱くて使いものにならないが、覚醒すると武器や特技も充実し、パーティでも1,2を争う火力に化ける。さらに中国武術はクリティカルしたら連続攻撃ができるので、まずは強さをテコ入れしてクリティカル確率を上げよう。お勧めの部活はデフォルトの陸上部。行かせるだけで敏捷と精神がどんどん伸びていく。後衛からも通常攻撃ができるので、前線が安定したら後衛に下げてもいい。魔力は低いので期待しない。魔界魔法に行くくらいなら神通力などカルト・マジックを選択しよう。 学園生活育成プラン THE SUNのアルカナを持つ妻乃井大介、陸上部に入れたら野上望とのコミュが上がりやすい。反面、女生徒は席が隣の中島春香など、シナリオに絡んでこないのが多い。強さのテコ入れで吉沢まりんも面白いかもしれない。悩みがないのが悩みというくらいなので、覚醒しづらさはパーティ随一。上手く部活イベントを利用しないと覚醒せずに終わることもあるので要注意。 コミュニティ MAX 野上 望(友達以上??→決戦前に会いたい相手) 3~4 なし 1~2 中島春香(カラオケ友達)仲谷桃枝(Ev&スポーツ友達)青木蒼太(Ev)野上希(友達)吉沢まりん(スポーツ仲間) 0.9以下 本堂千織(スポーツ友達)笹川織彦(なつかれた)、木本奈津子(お知り合い)、榎本瑞樹(??)、小鷹 幹(買い物)、鈴白隆史(ev)
https://w.atwiki.jp/persona2009play/pages/18.html
4月:いちばんさいしょ ひなたりんでーっす。 だいぶ遅いけど覚えていることをメモっていこうと思う。 とりあえず、この「ペルソナ」があたしのもとに来た時から書いておく。 あの日、あたしは、久々のクラス替えでわくわくしてた。 クラス替えって何だか知らないけどドキドキするから不思議だよねぇ。 とりあえず知ってるクラスメートは何人かいたけど、隣の席の中島春香ちゃん、ハルカとはすぐに仲良くなった。 なんか今年もふっつーに部活に生きる予定……だったんだけど。 気がついたら、あたしは「変な世界」にいた。 学校だけぽつりとたってて、後はガレキ。マジ怖い。なんだこれ。 ちなみに一緒に巻き込まれたのは同じクラスになったばかりのボン、藤崎、かなえちゃん、ヤナセ。 とりあえず一人じゃなかったのはちょーほっとしたよ!! 梵。転校生その1。読み方をいつも忘れるから「ボン」でいいよね。自己紹介のときから野球部って感じのやつで今もそのまんま。なかなかいいヤツ。 藤崎はなんつーか「いかにも」だったけど、意外と話しやすかった。なんか知らないけど妙にこっちの世界のこと詳しいような気がする。なぜだ。 かなえちゃん。おっとなしい子だなぁと思ってて、やっぱりおとなしくてこわがりだった。あんまり怖がらせたらかわいそうだなぁ。 ヤナセ。その名の通りヤナ奴でガリ勉ばっかりしているけど、意外と戦闘強かったのがびっくりだ。でもなんか世話のかかる変なヤツだなぁ。「ッフン」って似合ってないからやめればいいのに。 そして、こいつらと一緒に、あたしのもとに「ペルソナ」が降りてきた。 シュンディ・ムミー。太陽のペルソナ。 これが、あたしの「不思議体験」の始まりだった。
https://w.atwiki.jp/ctrodham/pages/300.html
死 生 生と死
https://w.atwiki.jp/llnj_ss/pages/77.html
クロス・パロディ・オマージュ 別作品とのクロスオーバー、パロディ、オマージュなどはこちら 元作品がネタバレになる可能性を考慮して、元作品は白文字で記載してあります 気にしない、という人のみ反転してください 詳細にはネタバレを含む概要が書かれている場合があります スレタイ クロス・パロディ・オマージュ元 備考 日付 璃奈「変なゲームを拾った」 ジュマンジ パロディ 20180220 SCP-004-LL 「シャイガール」 SCP ホラー 20191202 あなた「追憶売ります…?」 トータル・リコール SF・パロディ 20191211 璃奈「デスノート?直訳で死のノート…」 デスノート クロス・サスペンス 20200202 金田一「虹ヶ咲スクールアイドル部連続殺人事件の犯人はあんただよ!桜坂しずく!」 金田一少年の事件簿 短編・クロス・コメディ・ミステリ 20200418 かすみ「ヤセ菌?」 ダイエット広告 短編・パロディ 20200713 しずく 「ファーストキスを」 彼方 「何度でも」 私の頭の中の消しゴム パロディ・かなしず 20200715 歩夢「君の超高校級の心は輝いてるかい?」 ダンガンロンパ スクスタ・ミステリ・サスペンス・パロディ 20170924 DiverDivaで「不透明な会話」 ラーメンズ 短編・パロディ・コメディ 20201015 栞子「実は、コンビニを利用したことがないんです…」曜「ウソ!?私なんてほぼ毎日利用してるよ?」 美味しんぼSS 短編・パロディ・コメディ 20201019 愛「ぎゆー何してんの!」 義勇「俺は喋るのが嫌いだから話しかけるな」 鬼滅の刃 短編・クロス・コメディ 20201026 かすみ「その声は…しず子!?」しずクマ「……」 山月記 パロディ・シリアス・しずかす 20201105 彼方「今日集まったのは他でもない…」かすみ「……ゴクリ」 銀魂 短編・パロディ・コメディ 20201115 エマ「これ誰のだろう?」阿笠「ワシじゃよ」 コナンSS 短編・クロス・カオス 20201128 スクールアイドル蝶野正洋「ガッデム!」 蝶野正洋 クロス・コメディ 20201202 愛「りなりーも鬼にならない?」 鬼滅の刃 短編・クロス・あいりな 20201210 @cメ*˶˘ ᴗ ˘˵リ「初めましてだね、15年前の私」 歩夢「!?」 STEINS;GATE 短編・SF・コメディ・パロディ 20201218 【SS】歩夢「スクールアイドル…ラップバトル?」 ヒプノシスマイク バトル 20201219 璃奈「出来た。エビフライ」彼方「うん?」 グランブルーファンタジー コメディ・カオス 20201226 なかやまきんに君「アメを1つでも取れたらゲームクリアです!」璃奈「がんばる…」 なかやまきんに君 短編・コメディ・クロス 20210102 侑「英語禁止ボウリングー!!」 英語禁止ボウリング コメディ 20210103 【SS】歩夢 「開花宣言❁嶺上開花」 咲-Saki- パロディ・バトル 20201230 なかやまきんに君「今日は信頼のある音声の天王寺さんに手伝ってもらいます」璃奈「がんばる…」 なかやまきんに君 短編・クロス・パロディ・コメディ 20210113 歩夢「私だけの侑ちゃんでいて…?」ひろゆき「いや、それはおかしいでしょ(笑)」 西村博之 短編・クロス・コメディ 20210116 【大女優系SS】しずく「目が覚めたら、知らない男性の頭の毛になってました……」 サザエさん クロス・コメディ・カオス・エロ 20210120 歩夢「ゆ、ゆうちゃん。今日ね、お母さんがいないんだけどうち来ない?」 動画サイト広告 短編・パロディ・コメディ 20210124 愛「『攻略してほしい女がいる』……?」璃奈『無理なら絶対に返信しないように』 神のみぞ知るセカイ パロディ・恋愛・あいハー・あいりな 20210116 彼方「遥ちゃ~ん、明日一緒に映画観にいこう~」遥「………、またプペル?」 えんとつ町のプペル 短編・風刺・クロス・コメディ・はるかな 20210129 侑「あっ、ポムピクミンだ!」@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ「侑ちゃんっ♡」 ピクミン パロディ・コメディ・ゆうぽむ 20210130 STAND BY ME エマかりん STAND BY ME ドラえもん 短編・パロディ・しんみり・エマかり 20210206 【安価】彼方「絞め技(スリーパー)でみんなの罪を裁くよ!」 プロレス クロス・安価・コメディ・カオス・バトル・かなしず 20210112 海原雄山「なお今回の至高のメニューは、すべてこの天王寺璃奈が料理した」山岡「なにっ」 美味しんぼ 短編・クロス・コメディ 20210227 侑「....私、死ぬの?」 ジャンプネタ 他 短編・パロディ 20210320 歩夢「侑ちゃん、私鳥飼いたい」 チーコ 短編・パロディ 20210402 しずく「せつ菜売りの少女」 マッチ売りの少女 短編・パロディ・カオス 20210407 しずく「この扉を開けたら私たちもハンターとして…」かすみ「いよいよだね」 モンスターハンター パロディ・バトル 20210418 せつ菜「ハイグレ星人……?」 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王 クロス・コメディ・冒険 20210423 【SS】高咲侑は勝者のもの!パック開封デスマッチ!【WS虹ヶ咲】 パック開封デスマッチ パロディ・バトル 20210502 かすみ「サンパチマイク」 火花 パロディ・シリアス・友情 20210426 せつ菜「最近かすみさんのオ○ニーを阻止することに凝っています」 掲示板ネタ 短編・パロディ・コメディ 20210520 愛「りなりー最近楽しそうだね、何かいいことあった?」璃奈「うん、嬉しいことあったよ」 邪神ちゃんドロップキック 短編・クロス・コメディ 20210521 あなた「ここにカントーの四天王とチャンピオンがいるんだね…」 ポケットモンスター 短編・コメディ 20210612 【ss】ラブライロンパ!Ô ダンガンロンパ パロディ・ミステリ・サスペンス 20210615 歩夢「レズノート?」 デスノート 短編・パロディ・コメディ 20210719 【SS】@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リに支配される世界 進撃の巨人 パロディ・バトル・SF・サスペンス 20210721 エマ「大変!黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつに侑ちゃんが襲われてる!!」 ジャングルはいつもハレのちグゥ 短編・パロディ・カオス 20210818 璃奈「百年住宅」 百年住宅2021CM 短編・クロス・パロディ・コメディ・きんりな 20210904 歩夢「侑ちゃん、私が……あなたのタヒだよ……」 空の境界 パロディ・クロス・シリアス・ホラー・しんみり・ゆうぽむ・あゆせつ 20210918 ミアちゃんが佐世保バーガー食べに行くss Youは何しに日本へ? 短編・クロス・ほのぼの 20211104 从cι˘σ □ σ˘*つ 逆転虹ヶ咲裁判 逆転裁判 パロディ・顔文字・コメディ 20211118 侑「吟じます」 天津木村 短編・パロディ・コメディ 20211126 璃奈「掲示板を作った」 2ちゃんコピペ パロディ・コメディ・コピペネタ 20220102 【安価コンマSS】璃奈「できた。GANTZ」侑「ガンツ?なにそれ?」 GANTZ 安価・クロス・SF・バトル 20220305 副会長「お可愛いこと……」菜々「!?」 かぐや様は告らせたい 短編・パロディ・コメディ・副なな 20220407 【SS】野獣と化した歩夢 真夏の夜の淫夢 短編・パロディ・あゆせつ 20220501 美里「預金口座に4630万円振り込まれてる……」 リーガル・ハイ 短編・クロス・コメディ 20220513 ランジュ「忙しいわ!」 KBTITコピペ 短編・パロディ・ふたなり・ランハー 20220608 【SS】朝香果林のくちびる トリビアの泉 短編・パロディ 20220629 【SS】高咲侑の七夕バスツアー 飯田圭織のバスツアー事件 短編・パロディ・コメディ 20220708 骨川スネ夫「悪いなのび太、この栞子は3人用なんだ。」 ドラえもん 短編・クロス・カオス 20220808 侑「その閉ざされた楽園で」 蠅の王 オマージュ・シリアス 20220811 歩夢「すぅ...地上最弱の幼馴染を見たいのーーーーーーッ」✊ グラップラー刃牙 パロディ・顔文字・コメディ 20220816 侑「天神小学校?」歩夢「ここは何処なの!?」 コープスパーティ ホラー・クロス 20220928 かすみ「ねぇねぇ2人とも~」きな子「なんすか?」モルペコ「ペコ?」 ポケモン 短編・クロス 20220929 侑「栞子ちゃん誕生日おめでとう!プレゼントは何がほしい?」栞子「敗北…ですかね」 ジャンプ漫画 短編・クロス・コメディ・バトル 20221005 侑「PSYCHO-LES」 PSYCHO-PASS サイコパス パロディ・SF・バトル 20221028 超大作ダークファンタジー巨編「ベルセツナ」 ベルセルク 短編・パロディ 20221217 生かさず殺さずのクリスマス 投稿者:大女優しずく KBTITコピペ 短編・パロディ・エロ 20221225 健康診断エマ「すぅー...はぁー...」かすみ「はいじゃあ次の方ぁ―」 ファンケル内脂サポートCM 短編・コメディ・パロディ 20230127 せつ菜「栞子さん!ハイテンションジャンケンをしましょう!!」 ゆるゆり 短編・コメディ・パロディ 20230129 栞子「タ~イムしおック♪」 タイムショック パロディ・コメディ 20230214 愛「さ、始めようか。世界の運命を賭けたババ抜きを」 クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの冒険 短編・パロディ・コメディ 20230218 【SS】GANTZ:QU4RTZ GANTZ パロディ・SF・バトル 20210128 日曜桜坂劇場「ニョウ」[字][解][デ]黄色いしずくを流して生き残れ。衝撃の【ソリッド・シチュエー“ション”・スリラー】※R15+指定作品 ソウ 短編・パロディ・サスペンス 2023036 ニジガクプレミアム「世にも奇妙な虹ヶ咲 23春の特別編」【ストーリーテラー:トモリ】[字]今宵は虹ヶ咲学園に奇妙な世界の扉が開く―― 世にも奇妙な物語 パロディ・オムニバス 20230401 カツ「アナタは果林さん!」 果林「え?」 機動戦士Zガンダム 短編・クロス・コメディ 20230423 【SS】彼方ちゃんだらけ ドラえもん 短編・パロディ・コメディ 20230511 歩夢「侑ちゃんとのラブラブな新婚生活に向けて部屋をリポォームしよう!」 大改造!!劇的ビフォーアフター 短編・パロディ・コメディ・顔文字・ゆうぽむ 20220603 璃奈「アイとキカイのサカイ」 サイバーパンク2077 オマージュ・SF・あいりな 20230618 栞子「クイズ$ミしおネア!」 クイズ$ミリオネア パロディ・コメディ 20230714 栞子「閉鎖する掲示板を見守るバイト?」にこ「そうよ」 裏バイト 逃亡禁止 ホラー・パロディ 20240530 愛「14歳!?やばっ!」剣心「14歳!?やばいでござる!」 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 短編・クロス・コメディ 20240602 ミア「エリミネーター2」 ターミネーター2 パロディ・SF・バトル 20240626 侑「宇宙艦隊……?」 マリナー「私はセリトスから来たの!」 スタートレック:ローワーデッキ クロス・SF・ゆうぽむ 20210501 R-18G スレタイ クロス・パロディ・オマージュ元 備考 日付
https://w.atwiki.jp/persona4sub/pages/44.html
LV 名前 物 火 氷 雷 風 光 闇 力 魔 耐 速 運 初期スキル 取得スキル 備考 2 ピクシー - 弱 - - 耐 - - 2 3 2 4 2 ディアパトラ ジオ(3)メパトラ(4)トラフーリ(8) 雪子姫の城 8 オロバス - 耐 弱 - - - - 4 10 6 7 4 アギヒステリービンタデカジャ 氷結見切り(10)気絶耐性(11)コーチング(12) 雪子姫の城熱気立つ大浴場 16 ジャックフロスト - 弱 無 - - - - 10 14 12 11 8 マハブフ氷結ガードキルメパトラ 氷結ブースタ(18)ブフーラ(19)火炎見切り(20)コンセントレイト(25) 特出し劇場丸久座 25 カハク - 無 弱 - - - - 14 21 15 17 15 アギラオラクカジャリパトラ 火炎ガードキル(26)マカジャマ(27)氷結見切り(29)火炎ブースタ(30) 特出し劇場丸久座 32 ジャックランタン - 吸 弱 - - - - 16 26 19 22 20 アギラオタルンダ マハラクカジャ(34)マハラギオン(36)防御の心得(37)氷結耐性(38) ボイドクエスト 39 ディース - 反 - - - - - 25 31 24 26 21 マハラギオンディアラマデクンダ 氷結見切り(41)マハスクンダ(42)アギダイン(43)コンセントレイト(44) 秘密結社改造ラボ 47 ランダ 反 - 弱 - - - - 24 37 30 25 32 マハラギオンテンタラフー アギダイン(49)氷結見切り(50)マスタードボム(51)物理反射(55) 秘密結社改造ラボ 62 ジン - 吸 - 弱 - - - 37 51 38 39 28 アギダイン愚者のささやき 物理耐性(65)火炎ブースタ(66)物理無効(67)バリアントダンス(68) マガツマンダラ 69 スルト - 反 弱 - 無 - - 41 54 39 40 40 アギダインデスバウンドハイパーカウンタ マハラギダイン(71)ラグナロク(74)火炎ハイブースタ(75)氷結無効(76) 黄泉比良坂継承不可スキル:ラグナロク 78 マダ - 吸 弱 - - - - 45 63 52 38 43 アギダイン火炎ブースタ愚者のささやき マハラギダイン(81)真・氷結見切り(82)バステ成功率UP(83)火炎ハイブースタ(84) コミュ解禁ペルソナ
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/574.html
Episode 23 『エピローグ』 「サーニャ・・・」 この声・・・ 「ごめん・・・俺、また約束破っちゃったっス・・・」 約束・・・? 「本当はずっと、君と一緒にいたかったけど・・・やっぱ無理だったみたいっス・・・」 どうして・・・?嫌・・・側にいて・・・ 「どうか、幸せになってください・・・君のこれからが、きっと幸せであるように祈ってるっス・・・」 待って・・・行かないで!お願い!! 「さようなら・・・」 ---サーニャ&エイラの部屋--- サーニャ「待って!」ガバッ エイラ「う・・・んぅ・・・どうしタ・・・?サーニャ・・・?」コシコシ サーニャ「エイラ・・・」 エイラ「大丈夫カ?顔色よくないみたいだゾ・・・?」 サーニャ「ううん・・・なんでも・・・ない・・・」 エイラ「そうカ・・・?ならいいけど・・・って、そろそろご飯の時間ダナ。サーニャ、起きれるカ?」 サーニャ「うん・・・」 サーニャ(今の男の人・・・なんでだろう・・・すごく、胸が苦しい・・・) ---基地内食堂--- 芳佳「あ、サーニャちゃん早起きだね!おはよう!」 サーニャ「うん・・・」 エイラ「ワタシを無視スンナ~!」 芳佳「あはは・・・ごめんなさい・・・それより、サーニャちゃん、元気ないみたいだけど大丈夫?」 サーニャ「えっ?うん・・・平気よ。ありがとう、芳佳ちゃん。」ニコ 芳佳「う、うん・・・あ、じゃあこれご飯ね。」コトッ サーニャとエイラが席へと突く。 ルッキーニ「おっはよー!サーニャ!エイラ!」 シャーリー「おーっす。お、今日は早いな、サーニャ。」 サーニャ「ちょっと、早く目が覚めちゃって・・・」 シャーリー「そっか。なんにせよ、みんなでご飯食えるならそれに越したことはないな!」 ルッキーニ「にひ~・・・それっ!」モニュ サーニャ「ひぁっ!」 ルッキーニ「なるほど~ペリーヌよりはおっきいかな~・・・でも~残念賞~」ムニムニ サーニャ「あっ・・・はぅ・・・///」 エイラ「あ!コラ!サーニャになにすんダー!!」 ルッキーニ「エイラが怒った~」タッタッタ エイラ「待テー!」タッタッタ 坂本「こらこら、食事中だぞ、お前たち。」 ペリーヌ「まったく、成長がない方達ですこと・・・」 ルッキーニ&エイラ「うっさい、ツンツンメガネ。」 ペリーヌ「な!なんですって!?ぐぬぬぬぬ・・・」 坂本「ペリーヌ・・・」 シャーリー「あはは・・・ごめんな、サーニャ。14だけどあいつ、まだ母親が恋しいんだよ・・・」 サーニャ「14・・・?ルッキーニちゃん、15歳じゃありませんでしたか・・・?」 シャーリー「あれ?そうだっけ?だって今日は4月・・・あれ・・・?」 食堂の柱にかかったカレンダーを見るシャーリー。しかし、日付に違和感を覚える。 シャーリー「2月・・・?しかも1947年・・・?なぁ、ミーナ隊長。このカレンダーおかしくないか?」 ミーナ「え・・・えぇ・・・そうね・・・」 ゲルト「どうしたミーナ?難しい顔をして・・・」 ミーナ「いえ・・・大丈夫よ・・・シャーリーさんのことは後で話があるからその時にね・・・」 シャーリー「? そっか・・・了解。」 エーリカ「・・・?」 ---ブリーフィングルーム--- ウィッチたちが集められ、ブリーフィングが始まる。 ミーナ「皆さん、おはようございます・・・」 芳佳「ミーナ隊長、まだ難しい顔してるね・・・」ヒソヒソ リーネ「うん・・・どうしたんだろう・・・」ヒソヒソ ミーナ「みんな・・・今から私がいう事を、どうか落ち着いて聞いてほしいの・・・」 エーリカ「どうしたのさ、改まって?」 ミーナ「今朝、上層部から連絡が入ってね・・・その・・・」 ミーナ「ネウロイが・・・消えたのよ・・・」 ゲルト「ネウロイが・・・消えた・・・!?」 坂本「どういうことだ!ミーナ!?」 ミーナ「落ち着いて頂戴・・・私だって信じられなかったわよ。でも、各国の上空に出現していたはずの巣が、消えたらしいのよ・・・」 ペリーヌ「それは、全部消えたんですの・・・?」 ミーナ「ええ。突然、それも綺麗さっぱりね・・・これを見て。」 ミーナが取り出したのは今朝の新聞。見出しには『ネウロイ消滅』の文字。 ミーナ「それと、おかしなことがもう一つ・・・今日の日付を見て・・・」 ミーナが指を指した新聞の日付の部分には1947年2月1日と書かれている。 シャーリー「おかしいな・・・だって、昨日は1946年の4月だったはずだろ?」 ミーナ「ええ・・・分からないことばかりだわ・・・」 サーニャ「・・・・・」 ネウロイの消滅。本来ならば喜ぶべきことである筈なのに、彼女たちは素直に喜ぶことができなかった。 心に何かが引っ掛かる。何か大切なことを忘れている気がする。そんな気がしてならなかった。 ミーナ「・・・とにかく、あと2週間はまだネウロイが現れる可能性を考慮して、皆さんにはここに滞在してもらうことになっています。いいですね?」 全員『了解。』 ―――――――――― ――――――― ―――― その後、毎日哨戒に出ようにも、ネウロイは結局のところ一機たりとも現れることがなかった。 各国のメディアでは連日ネウロイ消滅のニュースが流れ、世界中が大騒ぎしていた。 そして、二週間後。ストライクウィッチーズはこの日をもって解散することとなった。 皆が、最後に思い思いの時間を過ごす。 ---エーリカ&ゲルトの部屋--- エーリカ「ふぃ~・・・おわったー!」 ゲルト「ようやく片付いたな・・・こうしてみると、この部屋も案外広かったのだな。」 エーリカ「そだね~」 ゲルト「そだね~、ではない。お前が普段から片づけていればこんなに苦労することは・・・」 エーリカ「はいはい。お説教は後で聞きますよ~。じゃね~」タッタッタ ゲルト「待て!どこへ行く!おい、ハルトマン!・・・まったく・・・変わらんな・・・ん?」 床に、エーリカがしまい忘れた写真立てが転がっていた。 ゲルト「ちゃんと片づけられて無いではないか・・・しかもすごい埃だ・・・ふっ!」 息を吹きかけ、ひとしきり埃を払う。 ゲルト(これは・・・みんなで撮った写真か・・・?こんなもの、いつ・・・) 写真には、こちらを向いて笑いかける皆の姿が写っていた。その中にゲルトは一つの異変を見つける。 ゲルト「! これは・・・」 ---芳佳&ペリーヌ&リーネの部屋--- リーネ「なんだか・・・寂しいね・・・」 芳佳「うん・・・感覚はまだ2、3週間しか過ごしてない感じなのに・・・もう、一年も経っちゃってたなんて・・・」 ペリーヌ「ほら、準備ができたなら行きますわよ。」 芳佳「ペリーヌさん、もう少し名残惜しさとかないんですか?」 ペリーヌ「わ、私にだってそれくらい・・・だって・・・少佐ともうお別れしてしまうんですわよ・・・あぁ・・・少佐・・・」ブツブツ リーネ「あはは・・・あ、そういえば一つ気になってたことがあるんだけど・・・」 ペリーヌ「なんですの?」 リーネ「ほら、芳佳ちゃんもペリーヌさんも、あと、私も。ずっと、このリボンしてますよね?」 指を指すのは腕に巻いたリボン。皆、習慣づいたようにいつもこのリボンを巻いていた。 ペリーヌ「そういえば・・・そうですわね・・・」 芳佳「当たり前のようにしてたから、全然気にもしてなかった・・・」 リーネ「なんだろうね、これ・・・みんなしてるから、きっと、大切なものなんだと思うけど・・・」 3人「う~ん・・・」 タッタッタッタ ふと廊下を、だれかが走り去る。 リーネ「あ、今のって・・・」 芳佳「バルクホルンさーん!なにしてるんですか~?」 ゲルト「! 宮藤か!ちょうどいい!」クルッ 踵を返してゲルトが急いで戻ってきた。 芳佳「え?何がですか?」 ゲルト「これを・・・この写真を見てくれ!お前たち二人も!」 リーネ&ペリーヌ「え?は、はい・・・」 3人がゲルトの手に持つ写真を見る。そして、気づく。 芳佳「!」 リーネ「これ・・・この人って・・・」 ペリーヌ「そうですわ・・・このリボン・・・確か・・・!」 ---基地内ハンガー--- カチャカチャ シャーリー「・・・うっし。これでよしっと。」 ルッキーニ「シャーリー、終わった?」 シャーリー「ああ。これでいつでも飛べるぞ。」 愛機の飛行機であるグラマラス・シャーリー号の整備を終え、片づけを始めるシャーリー。 シャーリー「あれ・・・そう言えばルッキーニそのゴーグル・・・」 ルッキーニの首にかかったゴーグル。それは、元はシャーリーが愛用していた宝物であった。 ルッキーニ「あ・・・そっか・・・これ、シャーリーのだったんだよね・・・ごめんなさい・・・」 ゴーグルを首から外そうとするルッキーニ。 シャーリー「あ~、いいよルッキーニ。それ、確かお前にあげた気がするし。返さなくても、今は新しいのあるしな。」ニッ そう言って、新品のゴーグルのストラップを指先でくるくると回すシャーリー。 シャーリー「でも、一応は宝物だったから、大切にしてくれよな。・・・って、前も言った気がするなこれ・・・」 ルッキーニ「! うん!大切にするね、シャーリー!」 シャーリー「おう!・・・でも、なんでだろうな。さっきから覚えてないのに、覚えてるような・・・なーんか大切なことを忘れてるような・・・」 ルッキーニ「あ、それあたしもだよ、シャーリー。」 シャーリー「だよな~・・・なんだっけな~・・・」 シャーリー&ルッキーニ「う~ん・・・」 シャーリー&ルッキーニ「・・・あ。」 お互いに身に付けたリボンを指さしながら、叫んだ。 シャーリー&ルッキーニ「約束!!」 ---執務室--- 坂本「ミーナ、この資料はどこにしまえばいい?」 ミーナ「ちょっと見せて。・・・アルカナネウロイ・・・?なんのことかしら・・・これは捨てておいていいわ。」 坂本「そうか・・・了解した。」 ミーナ「みんなとも今日でお別れだなんて・・・やっぱり寂しいものがあるわね・・・」ペラッペラッ ミーナは隊員の名簿をめくりながら、懐かしむようにつぶやく。 坂本「ふむ・・・消えるに越したことはないのだが・・・こうも急だと何かと後味が悪いな・・・」 ミーナ「自分の手で決着をつけたかったから、かしら?」 坂本「ああ。できることならば、この手で決着をつけたかった・・・」 ミーナ「美緒・・・変わらないわね、あなたは。」 坂本「人間、そう簡単に変われるものではないさ。それに、わたしは諦めが悪いからな、はっはっは!」 ミーナ「もう・・・あら?」 名簿をめくっていたミーナの手が止まる。 坂本「どうした・・・ミーナ?」 ミーナ「これ・・・この子・・・」 ミーナが坂本に名簿をみせる。 坂本「こいつは・・・確か・・・」 二人の脳裏を断片的な記憶が過る。 ミーナ「!! そうだわ!どうして・・・なんで忘れてたの!?もう!」 坂本「ミーナ、本部に連絡を!!」 ミーナ「ええ!大至急よ!!」 ---基地内廊下--- ここ2週間、サーニャは夢の中に出てきたあの男のことで頭がいっぱいであった。 なぜかは分からない。でも、その男のことを考えるとサーニャの胸に切ない感情が込み上げる。 そんな中サーニャは、意味もなく脚の赴くままに廊下を一人で歩いていた。 エーリカ「あ、サーニャ・・・」 一つの扉の前で、エーリカが立っていた。 サーニャ「エーリカさん・・・」 エーリカ「あれ?サーニャ、いつからエーリカって呼んでくれるようになったっけ?」 サーニャ「え・・・?前からだと・・・思いますけど・・・」 エーリカ「そうだっけ?まぁいっか。・・・って、やっぱりサーニャはここに来るんだね・・・」 サーニャ「?」 エーリカの意味深な言葉にサーニャは困惑する。 エーリカ「にゃはは。ごめん、なんでもないよ。じゃね~」タッタッタ サーニャ「は、はい・・・」 エーリカ(やっぱり、忘れてても心のどこかで覚えてるんだよね・・・彼を好きだったこと・・・) 走りながら、エーリカはそんなことを考えていた。 サーニャ(この部屋・・・) 走り去るエーリカを見送った後、サーニャはエーリカの立っていた部屋の前の扉を見つめる。 そこは、誰もいないはずの空き部屋であった。 サーニャ(前にも、この部屋に入った気がする・・・それも、何回も・・・でも・・・どうしてだろう・・・) サーニャ(エーリカさん、私がここに来るの知ってたみたい・・・多分この部屋に、なにか・・・) 考えるよりも先に手が伸びていた。サーニャはゆっくりとドアノブをひねり、扉を開けた。 ---空き部屋--- 空き部屋である筈の部屋は、なぜか家具が置かれ、どこか生活感を漂わせていた。 まるで最近まで誰かがここに居たように。 サーニャはその部屋を一通り見まわす。 サーニャ(やっぱりこの部屋・・・知ってる・・・) それから彼女は部屋の探索を始める。何かをつかむための、手がかりを探すために。 クローゼットを開ける。中には、同じ軍服が何着かあるのと、扶桑の民族衣装である甚平が2着入っていた。 なんとなく気になったベッドの下を見てみる。 サーニャ「!!///」 そこには男のバイブルが一冊隠されていた。気になって、中身を除く。 サーニャ「~~~~~~~~~!!///」サッ すぐに元の場所に戻した。 しばらくして落ち着きを取り戻し、それから机を見る。 サーニャ「これ・・・」 机の上には、写真立てと何枚かのネコペンギンの便箋が散乱していた。その上に一つ、その便箋を使った手紙が置かれている。 手紙の宛名には『サーニャへ』と書かれていた。 サーニャ(私あての・・・手紙・・・) よくわからないまま、恐る恐る手紙を開いてみる。 『サーニャ』へ 君がこれを読んでいるって事は、俺はまた勝手にどこか行っちゃってるか、多分、死んじゃったんだと思います。 というより、俺のことなんかもう忘れてるかもしれないんですよね。もし覚えていないなら、こんな手紙はゴミ箱に捨てて、どうか忘れたままにしてください。 その方が、きっと幸せでいられると思います。 でも、もし覚えてくれているなら、もう少しだけ読んでくれるとうれしいです。 そこで捨てることはしなかった。サーニャは読み続ける。 俺は、君に謝らなくちゃいけないことがあります。 はじめに、君に選んでもらったこの便箋、親父に手紙を書くために使うはずだったんだけど、結局何書けばいいか分からなくて、使わずじまいになっちゃいました。 今こうして遺書みたいに使ってしまって、ごめんなさい。 2つ目は、また勝手に消えてごめんなさい。どういう事情で消えたか、書いている今じゃわからないけど、多分勝手な無茶をやらかしたんだと思います。 3つ目は、約束を守れなくてごめんなさい。桜を見に行く約束も、君とエイラと一緒に、君のご両親を探す約束も、君の目の前から消えてしまった今じゃ果たせなくなっちゃいました。 最後は、君を幸せにしてあげられなくてごめんなさい。結局口だけで、俺、君を幸せにすること、何一つやってあげることができませんでした。そればかりか、逆に俺は君に辛い思いをさせてばかりでした。 本当にごめんなさい。 読み進めるうちに、なぜか涙が込み上げてきた。それでもサーニャは読み続ける。 なんだか謝ってばかりだけれど、君と一緒にいる間、俺は、本当に幸せでした。 君と出会って、毎日を一緒に過ごして、そんな中で君の笑顔が見れたときは、なんだか俺も嬉しくなって、そんな君から、俺はたくさんの元気と、勇気をもらいました。 いつしか君を好きになって、君と恋人になれてから、君を幸せにするために生き続けようって思えました。君は、俺に生きる意味をくれました。 出来ればもう一度君に会って、たくさんありがとうを言いたいです。 本当にありがとう。サーニャ。君と出会えて、本当に良かった。 あまり長くてもなんなのでこのくらいにしておきます。 最後に、ずっと言いたかったけど恥ずかしくて言えなかったことがあるのでここに書きたいと思います。 そして、そこに書かれた言葉が、彼女の心のせきを切り、 愛してます。 世界で一番、お菓子や他の俺の好きなどんなことよりも、君のことを。 サーニャは泣き崩れた。 涙があふれて止まらない。嬉しくて、でも、寂しくて・・・ごちゃごちゃになった感情がサーニャを苦しめる。 さよならは言いません。きっと、生まれ変わって、もう一度会えると信じています。 また、会いましょう。 『俺』より サーニャ「俺・・・おれっ・・・」ポロポロ ようやく全てを思い出した。自分が大切に思っていた青年の名を。その青年と歩んだ一年間のことを。 ぽたぽたとこぼれ落ちる涙が手紙を濡らしてゆく。サーニャは手紙を抱きしめるようにして、その場にうずくまる。 エイラ「サーニャ・・・?」 その声に振りかえれば、後ろにはエイラが立っていた。 エイラ「サーニャ・・・泣いてるのカ・・・?」 サーニャ「エイ・・・ラぁ・・・」 ギュッ サーニャはエイラにすがるように抱きついた。 サーニャ「グスッ・・・俺が・・・俺が・・・いなくなっちゃった・・・」ポロポロ エイラ「俺・・・?」 ふと、机の上の写真立てに目がいく。自分とサーニャの隣で歯を見せて笑う青年の姿がそこには写っていた。 エイラ「!! 俺・・・くっ・・・!」ギュッ エイラはサーニャを強く抱きしめる。サーニャはその腕の中で、しばらく泣き続けた。 ―――――――――――――― ―――――――― ―――― 仲間たち全員が『俺』と、一年間の記憶を取り戻した。しかし、その後俺の捜索を願い出るも俺の行方が分かることはなかった。 その後、ストライクウィッチーズは解散。 各々は母国へ戻り、原隊に復帰するはずであったが、ミーナの計らいにより、かねてより約束していた花見をするため全員が船に乗って扶桑へ向かう事となった。 ~2か月後~ 世界に、本物の平和が戻った。ネウロイの突然の消滅に各国はイニシアチブの掌握に失敗。 結局どの国も覇権を握ることなく、第二次ネウロイ大戦は終息していった。 だが、人類はネウロイ出現の前例を受け、機械化航空歩兵と機械化装甲歩兵の部隊を解散させることなく、新たな怪異の出現に備えていた。 更には国と国とが結託し、新たな技術開発もすすめられていた。世界は、以前よりも他国間の結束をより強めていたのであった。 そんな平和になった扶桑の桜の木の下で、ストライクウィッチーズの隊員全員があつまり、花見を行っていた。 ミーナ「これが、桜・・・」 リーネ「うわぁ・・・」 ひらひらと舞い落ちる桜。その美しさは国境を越えるようで、皆が感嘆の息をもらす。 そんな彼女たちは軍服から私服へと衣を変えていた。その姿がこの世界の今の平和を象徴しているようでもあった。 サーニャ「・・・・・」 サーニャは白いワンピースに身を包んでいた。あれから伸びた髪は、ピンク色のリボンでポニーテール状にまとめられている。 俺から受け取ったままの、あのリボンで。 坂本「さ、飲めみんな!酒はここにあるからな。」 芳佳「おつまみも作ったので、よかったらつまんでくださいね。」 酒を酌み交わし、宮藤の用意したつまみを食べる。 本来ならば皆が団欒に花を咲かせ、笑い声の一つでも起きるはずなのだが、いまいち盛り上がりに欠けていた。 シャーリー「なんだ・・・もりあがんないなぁ、みんな・・・」 ゲルト「お前一人で盛り上がっていればいいだろう、リベリアン・・・」 シャーリー「んだよ~こういう時は飲んで騒いで何ぼだろ?ほらほら!」 坂本「そうだぞ、みんな。これでは酒を用意した意味がまるでないじゃないか。」 ペリーヌ「ですが・・・少佐・・・」 エーリカ「みんな、俺がいなくなっちゃったから遠慮してんだよ。自分たちだけで盛り上がっていいのかなってさ。あ、この芋ウマー!」 坂本「まぁ・・・確かに飲んで騒ぐような気分ではないのかもしれんが・・・」 ルッキーニ「・・・・・」 サーニャ「俺も・・・」 全員『?』 サーニャ「俺も、みんなが笑ってくれていたら、きっと喜ぶと思います。」 エイラ「サーニャ・・・」 ミーナ「・・・そうね。彼もきっと、それを望んでるはずね。せっかく宮藤さんと美緒が用意してくれたんだもの。いただきましょう、みんな。」 エーリカ「早くしないとこのお芋、私一人で食べちゃうからね~」 芳佳「ほら!早くしないと肉じゃがハルトマンさんに食べられちゃいますよ!みんな!」 サーニャ「あむっ・・・」モグモグ ゴックン サーニャ「これ、すごくおいしいわ。エイラ。」 エイラ「そ、そっか。じゃあいただくんダナ。」 ミーナ「私もいただくわね。」 ゲルト「お前だけに独占されてたまるか。あむっ。」 サーニャを口火に皆が手を付け始める。次第に会話が始まり、いつしか笑い声が起るようになった。 シャーリー「だーっはっはっは!そんなこともあったなぁ!」 ゲルト「ぐっ・・・くぅ・・・///」 芳佳「そんなことが・・・」 ペリーヌ「なんだか意外ですわね・・・」 エーリカ「トゥルーデ、顔真っ赤だよ。かわい~」 ゲルト「う・・・うるさいっ!///」 思い出話や、 ミーナ「そう・・・あなた達はサーニャさんのご両親を探しに行くのね。」 エイラ「ああ。あと、俺も探すんダ。一緒に。ナ。」 サーニャ「うん。」 リーネ「きっと・・・きっと見つかるよ。お父さんとお母さんも、俺さんも・・・」 サーニャ「ありがとう、リーネさん。」ニコッ エイラ「リーネはどうするんダ?」 リーネ「私は、ペリーヌさんと一緒に復興のほうを・・・」 これからのそれぞれの将来の話。 ようやく花見らしい光景になり、その場はいつもの彼女たちらしい雰囲気に包まれていた。 ふとサーニャが桜の木を見上げる。 サーニャ(俺・・・俺が言った通り、桜、とっても綺麗よ・・・でも・・・できたら・・・俺も、一緒に・・) 木は風に揺らぎ、花びらがそれを受けて舞い落ちる。サーニャは手のひらで舞い落ちてくるそれを迎える。 サーニャ「?」 ふと、彼女の手のひらに、桜の花びらに交じって、一本のリボンがあることに気付く。 自分の身に付けていたリボンが落ちたのだろうか。サーニャは髪を触って確認する。 サワサワ 違う。髪は結ばれたままだ。他の者を見渡す。 サーニャ(みんな・・・ちゃんとつけてる・・・) 誰もリボンを落したような者は居なかった。サーニャは風の吹いていた方向を見据える。 サーニャ(・・・・・) なんとなく、直感でしかなかった。それでもサーニャは向こうに自分が想いつづけたあの人がいる気がしてならなかった。 スクッ エイラ「ん?サーニャ?」 サーニャ「いる・・・」タッタッタ エイラ「あ、おい!サーニャ!うわっ!」 少し酔いのまわっていたエイラは姿勢を崩してしまう。ポケットにしまっていたタロットカードが一枚こぼれ落ちてしまった。 エイラはそのカードをめくる。 ペラッ エイラ「死神・・・でも、逆位置・・・」 死神の逆位置。その意味は、 エイラ「再生と、新たな出発・・・」 サーニャが走り去ると同時に、彼女たちの元に別の人物が訪れた。 ?「芳佳。」 芳佳「はい。・・・えっ・・・?」 坂本「! あ、あなたは!!」 芳佳の目の前にはメガネをかけ、茶色のコートを纏った優男が一人。 ミーナ「嘘・・・」 エーリカ「あれ・・・この人、もしかして・・・」 ルッキーニ「だれ?」 見紛うはずもない。その人物は・・・ 芳佳「あ・・・あぁ・・・」 一郎「大きくなったね、芳佳。」ニッコリ 芳佳「お父さん・・・おとうさああぁぁん!!」バッ ―――――――― ―――― ―― ♪サーニャの歌 サーニャ「はぁっ・・・はぁ・・・」タッタッタ 木々の間を抜け、俺の姿を探す。 サーニャ(俺・・・どこ?どこなの?) 彼女は捜し続ける。やがて、少し丘になっている広場へと出た。 その丘の頂上に、一本の桜の木が立っていた。サーニャはそこを目指して歩く。 サーニャ「・・・・・」キョロキョロ やがてたどり着いた桜の木。しかし、俺の姿は見えない。 サーニャ「!」 幹の後ろに人の足が見える。サーニャゆっくりと幹の裏へと回る。 白髪の青年「・・・・・」 そこには、一人の青年が幹を背にして目を閉じていた。 間違えるはずもない。思い出して以来、片時もその青年を忘れたことなどなかった。 ずっと自分が大切に思い、愛し続けた彼。そう、まぎれもなくその青年は、 サーニャ「俺・・・」 ようやく見つけた・・・サーニャは俺の目の前で膝をつき、左の手を取り、頬へ寄せる。 手は冷たく、まるで死んでしまっているようだった。 俺「・・・・・」 サーニャ「・・・・・」 ピクッ… サーニャ「!!」 ふと、指先が動いた気がした。 俺「・・・う・・・ぅん・・・」 次第に手に温かみが戻って来る。 俺「あ・・・」 俺が目の前のサーニャに気付く。それからにっこりとほほ笑むと、彼女の頬をゆっくりと撫ではじめる。 サーニャ「っ!!」ダキッ 俺「うおっ!」 サーニャは俺の胸にすがりつく。俺はそんなサーニャの頭を撫で続けた。 俺「ちょっと・・・苦しいっス・・・」 サーニャ「・・・・・」ギュゥゥゥ~ 俺「さ、サーニャ・・・」 サーニャ「ずっと・・・ずっと会いたかった・・・寂しかった・・・」 俺「そっか・・・ごめんなさい、寂しい思いをさせて。」 サーニャ「・・・ただいまは・・・?」 俺「あぁ・・・うん・・・えと・・・」 俺「ただいま。サーニャ。」ニッ サーニャ「うん・・・おかえりなさい・・・俺・・・」ニコッ 笑顔と同時にサーニャの頬を涙が伝う。 ようやく出会えた二人。もう二度と離れぬよう、二人はしっかりと手を握りあい、寄り添う。 指は、離れないようにしっかりと絡め合って。 俺「涙、止まったっスか?」 サーニャ「・・・・・」コクッ 俺「よかった・・・それで、みんなは?どうしてるっスか?」 サーニャ「・・・みんな、別の場所でお花見してるわ・・・後で一緒に行こう?」 俺「あぁ、うん。そうっスね。あと、ご両親は見つかったっスか?」 サーニャ「ううん・・・まだ探しに行ってない・・・俺も一緒に行くって、約束したから・・・」 俺「あ、そっか・・・俺のせいで・・・ごめん・・・」 サーニャ「俺のせいじゃないわ。扶桑を通ってオラーシャへ帰るって、前から決めてたから・・・」 俺「そっスか・・・」 サーニャ「それより・・・今まで、どこいってたの?」 俺「えと、ちょっと地獄まで・・・で、閻魔さまに裁かれそうになったんでビビッて逃げてきたっス。」 サーニャ「真面目に聞いてるの・・・」ムゥ 俺「あはは・・・まぁ、いろいろと・・・」 サーニャ「もう・・・」 俺「ごめんなさい・・・と、そうだ。桜、どうっスか?綺麗でしょ?」 サーニャ「うん・・・とっても綺麗・・・見てると、心があったかくなるみたいで・・・」 俺「・・・桜って、他の花と違って上じゃなくて、下を向いて咲くんスよ。それこそ、みんなを見守るみたいに・・・」 サーニャ「・・・・・」 サーニャは木を見上げる。確かに、桜の花は下へ向いていた。 俺「それで、時期が来るとすぐに散っちゃって、でも、それがすごく綺麗なんスよ。例えがちょっと悪いかもしれないけど、俺、桜とウィッチって似てると思うんス。」 サーニャ「どうして?」 俺「ウィッチって、ある程度年齢が来ると飛べなくなっちゃうじゃないっスか。桜も時期が来たら散っちゃうんス。」 俺「でも、咲いている間はすごく綺麗で・・・ウィッチも桜みたいに、綺麗で、空からみんなを見守り続けて、たくさんの人を笑顔にするために戦う。それで、魔力がなくなると、役目を終えて引退していく・・・それこそ、桜が散ってしまうように・・・」 俺「俺、そんな桜みたいなウィッチに、男だけど憧れてて・・・俺もこんな風にかっこよくなりたいなって思って・・・魔力があるって分かった時、すぐにウィッチになろうって決めたんス。」 サーニャ「そうなんだ・・・」 俺「まぁ、俺も・・・もう散っちゃいましたけどね。」 どこか含みのあるその言葉にサーニャは一瞬戸惑う。 よく見れば、俺はメガネをかけていない。にもかかわらず、使い魔の耳と尾が出ていなかった。 サーニャ「メガネ・・・どうしたの?」 俺「ん?ああ・・・俺、魔力無くなっちゃったんスよ。だから、もうこいつはいらないんス。」 胸ポケットからメガネを取出し、くるくると回す。 サーニャ「そう・・・なんだ・・・」 俺「マルセイユ大尉に次会ったらどうしたらいいんスかね。もう勝負できないなんて言ったら怒られるかも。」 サーニャ「ふふっ・・・そうね。」ニコッ 俺「だから・・・よっと。」カチャリ サーニャ「ん。・・・?」 持っていたメガネをサーニャにかける。 俺「ははっ、すっげぇ似合ってるっス。可愛いっスよ。」 サーニャ「・・・///」 俺「あ、そうだ・・・そういえば・・・」 俺が自分の右腕を触る。そこにはリボンがまいてあるはずだった。だが、 俺「あれ・・・?ない・・・ない!」 サーニャ「どうしたの・・・?」 俺「リボン・・・君から預かってたやつ・・・失くしちゃったみたいっス・・・」 サーニャ「・・・ううん、失くしてなんかないわ。さっき、ちゃんと返してもらった・・・」 サーニャは握っていたリボンを見せる。 俺「そ、そっスか・・・よかった・・・」 サーニャ「だから、こっちは俺に・・・」スルッ サーニャは髪に結んでいたリボンをほどき、俺へと手渡す。俺はそのリボンを受け取る。 俺「・・・戻ってきたんスね・・・俺・・・」 手元のリボンを見ながら、俺がつぶやく。 サーニャ「うん・・・」 俺「・・・・・」グッ リボンを握りしめる。同時に俺の表情がすこし陰る。 サーニャ「俺・・・?」 俺「・・・サーニャ・・・君は、俺といて幸せでしたか・・・?」 サーニャ「・・・どうして・・・そんなこと聞くの・・・?」 俺「・・・俺、君を幸せにするって言ったくせに・・・全然、君を幸せにしてあげられた気がしないんス・・・むしろ、君を泣かせてばっかで・・・」 俺「・・・俺、たぶん・・・これからも君を不幸にしてしまうと思うっス・・・サーニャ・・・やっぱり・・・」 サーニャ「ダメ・・・」 その言葉の先を察したように、サーニャが呟いた。 俺「え・・・?」 サーニャ「どうして・・・離れようとするの・・・?俺は・・・私と一緒は嫌になった・・・?」 俺「違う・・・そうじゃない!俺はずっと君に幸せでいてほしい・・・君に、苦しい思いをしてほしくない・・・だから・・・」 サーニャ「なら、離れないで・・・っ!わたしは、俺と離ればなれの時が・・・一番、つらいから・・・」 俺「サーニャ・・・」 サーニャ「わたし、俺としたいこと、まだたくさんあるわ・・・」 サーニャ「またお祭りにいきたい・・・この素敵な桜もまた一緒に見たい・・・お父様とお母様も一緒に探してほしい・・・」 サーニャ「それに――」 それは、俺にとって思いがけない言葉だった。 何度も離れ離れになって辛かった。でも、もう離れたくない。これから先もずっと、この青年の側にいたい。 そんな一途な想いから生まれた願いが言葉となって告げられる。 サーニャ「俺と、本当の家族になりたい・・・」 俺「本当の・・・家族・・・?」 その言葉だけでは、俺は意味をとらえられなかった。 彼女は気恥ずかしそうに、この鈍感な青年に言ってあげた。 サーニャ「だから・・・俺のお嫁さんに・・・なりたい・・・の・・・///」 言葉が後半になるにつれ、サーニャの声が消え行ってしまいそうなほど小さくなる。 俺「・・・お嫁さん、って・・・俺・・・今、プロポーズされ・・・た・・・?」 サーニャ「・・・///」コクッ 俺「・・・・・」 サーニャ「お・・・俺・・・?」 俺「・・・ホントに・・・本当に・・・俺なんかでいいんスか・・・?俺、平気で約束破っちゃうような男っスよ・・・?それに、俺より素敵な人なんか、世の中いっぱい・・・」 サーニャ「うん・・・わかってる・・・俺は約束を破るし、すぐにどっか行っちゃうし・・・黙って、え・・・えっちな本、隠してるのも・・・」 俺「っ!・・・あれは・・・その・・・」 サーニャ「・・・それでも俺がいい・・・わたしは、俺の側にいたい・・・この先もずっと・・・」 俺「・・・・・」 俺「・・・そっか・・・ははっ・・・なんか・・・すげぇ嬉しいっス・・・」ツー 頬を、自然に涙が伝う。 サーニャ「俺・・・」スッ サーニャの指が俺の涙を拭った。 俺「あぁ・・・ごめん・・・なんで泣いてるんスかね、俺・・・」 サーニャ「俺・・・お返事、聞かせて・・・」 一呼吸おいて、サーニャの瞳を見つめながら俺は答えを返す。 俺「・・・俺も、サーニャとこの先もずっと・・・一緒にいたいっス。君と、幸せになりたいっス。」 サーニャ「じゃあ・・・」 俺「今度こそ、俺の一生をかけて君を幸せにしてみせます。もう絶対に、君を1人になんかしないっス。だから、サーニャ・・・」 俺「これからもずっと、俺の隣にいてください・・・」 サーニャ「はいっ・・・」ニコッ 笑顔を見せると、サーニャが抱きついてきた。それに、俺も抱擁を返す。 もう、二人を別つものは何もない。目の前の幸せを二度と放すことの無いよう、二人は体を寄せ合った。 サーニャ「俺・・・」 俺「はい・・・」 サーニャ「愛してる・・・」 俺「!」 俺の胸に顔を預けたままサーニャが呟いた。 俺「サーニャ・・・」 サーニャ「俺も言って・・・お手紙に書いてあったこと・・・俺の気持ちが、本当なら・・・」 俺「手紙・・・?」 サーニャ「俺の机に置いてあった・・・」 俺「あ、あぁ・・・あれ、読んじゃったんスか・・・」 サーニャ「お願い・・・聞かせて・・・」 俺「・・・うん・・・わかったっス。」 彼女の瞳をやさしく見つめながら俺は告げる。 それは、ありきたりで月並みな言葉かもしれない。 けれど、その言葉にたくさんの想いを籠めて俺は伝える。 世界よりも大切で、大好きで、愛おしいこの少女に。 俺「愛してます・・・君のこと、世界で、一番・・・」 サーニャ「うん・・・私も・・・愛してる・・・」 それから、特に示し合せることもなく二人は指を重ね、唇を寄せ合い、 チュッ… そのまま唇を重ね合わせた。 長く、長く―― 今まで離れていた時間を埋め合わせるように。 お互いの愛がもう二度と、離れてしまわないように。 やがて二人の唇が離れた。 後になって照れくささがやってきて、お互いに少し目を伏せてしまう。 それでも視線が交り、少しもじもじしながらも、二人は微笑みを交わした。 俺「あ・・・」 見上げれば、桜の花びらに混ざって、いつか見た青い蝶が二人の周りを舞っている。 どこか幻想的に見える景色に二人は見とれる。 サーニャ「綺麗・・・すごく・・・」 俺「うん・・・綺麗っスね・・・」 穏やかな景色の中、二人は寄り添い続ける。 俺(なんだろう・・・すごく満たされた気分だ・・・こんなに幸せなのは久々かな・・・) 隣には愛する少女がいて、周りには桜の舞う鮮やかな景色が広がる。 少女の顔を覗く。気づいた少女が一瞬こちらを向き、にっこりと、心からの笑顔を見せてくれた。 俺もそれに微笑みを返した。それから二人はもう一度空を見上げる。 やがて、安心したせいか、溜っていた疲労が今頃体を覆い、眠気がやってきた。 俺(なんだか眠いな・・・ふわふわするみたいだ・・・) 体が浮いてしまいそうな感覚。心地よくて、幸せな気分だ。 俺(ははっ・・・魔力無くなったのに今なら飛べそうだな・・・まってくれよ俺も・・・一緒に・・・) 俺は宙を舞う青い蝶へ、ゆっくりと手を伸ばす。 そして―― 「ありがとう・・・サーニャ・・・」 トサッ… サーニャ「? ・・・俺?」 俺「・・・・・」 見れば、サーニャの肩に俺が寄りかかっている。腕は力なく地にうなだれていた。 サーニャ「・・・寝ちゃったの?・・・ふふっ・・・疲れちゃったのね・・・」 サーニャは俺の頭をゆっくりと自分の膝元に置く。 サーニャ(ずっと・・・がんばってたのよね・・・今はゆっくり休んで・・・私はずっと、俺の側にいるから・・・) 俺「・・・・・」 サーニャ「愛してる・・・」 そうつぶやき、サーニャは―― 眠る俺の唇に、そっと口づけを落した。 穏やかな春の日差しの中、サーニャの膝元で俺は眠る。 彼女はそんな俺を見守りながら、彼が安心して眠り続けられるよう、優しい声で歌い続けた・・・ 俺の腰のホルスターには銃ではなく、一本の鍵が入っていた。"Memento mori"と刻まれていたはずのそれには、今は別の言葉が刻み込まれていた。 その言葉は、 Carpe diem (今を生きろ) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (おしまい3.png) ED ♪キミの記憶~Persona Music Band Arrange~
https://w.atwiki.jp/persona-4/pages/20.html
ランク 詳細 0 Ev:自動入手(7/23) 1 ●りせ「けど、一人だとホラ、恥ずかしいでしょ?」 ・なんで?→○ ・買い食いとかしない? ・買って帰って食べれば? ↓ ランクUP 2 ●りせ「帰りも時間掛かるし、急ぎめで回ろー!」 ・いつもここまで来る? ・稲羽市でも買えるんじゃ・・・ ・今日はどんな服を探しに?→○ ↓ ランクUP ↓ スキル「トレジャーハンター」を習得 3 ●りせは不安げだ・・・ ・大声を出す ・通報する ・手を取って逃げる→○ ↓ ●りせは必死だ・・・ ・話を合わせる→○ ・否定する ↓ ●りせ「ごめんなさい・・・結婚するとかって、ウソついちゃって・・・」 ・気にしてない→○ ・ウソは良くない ・ウソだったのか? ↓ ランクUP 4 ●りせ「ねえ、先輩も、自分が無理してるな、とか、演技してるなって、思うことってある・・・?」 ・しょっちゅう ・たまに・・・→○ ・あまり無い ↓ ●りせ「“りせちー”だから、今こうして、一緒にいるんでしょ?」 ・そうだ ・違う→○ ・分からない ↓ ランクUP 5 ●井上「ファンレターが、その、まだ来てまして・・・」 ・どうして、わざわざ?→○ ・もう必要ないのでは? ・何故りせにこだわる? ↓ ●りせ「信頼してたのに・・・裏切られた!!」 ・そんな言い方はよくない ・あの人はりせを心配してる→○ ・本当に復帰しないの? ↓ ●りせ「“りせちー”は、捨てたんだもん。私、この子の期待には答えられないから・・・」 ・後悔してる? ・自分で選んだ道だ ・きっと分かってくれる→○ ↓ ●りせ「・・・なんか、楽しそうでしょ?ど、どうかな?なんて・・・」 ・いいね→○ ・りせが本気なら ・まだ決められない ↓ ランクUP ↓ スキル「エネミーサーチ」を習得 6 ●りせ「・・・かわいい子だから、売れそうだなーとは思ってたけど」 ・可愛いの? ・悔しい? ・良かったね→○ ↓ ●りせ「こーんな可愛い後輩で、なんてったって、元アイドルだし」 ・嬉しい ・嬉しくない ・アイドルは関係ない→○ ↓ ランクUP ↓ ●りせは心細そうだ・・・ ・励ます ・そばに寄る→○ ・笑い飛ばす 7 ●りせ「先輩・・・私・・・泣いてる自分・・・よくわからないよ・・・」 ・泣くんじゃない! ・好きなだけ泣け!→○ ↓ ●・・・これは、後戻りが出来ない重要な選択だ ・抱きしめる→恋人確定 ・様子を見る→○ ↓ ランクUP 8 ●りせ「なのに・・・やっぱり悔しかったみたい・・・何でだと思う・・・?」 ・芸能界に未練があるから ・単にワガママだから ・“りせちー”も、りせだから→○ ↓ ランクUP 9 ●りせ「ご本人に聞いてみましょう。ズバリ、隠し場所は?」 ・何の話? ・見たいのか? ・期待してるものはない→○ ↓サイン入り写真を入手 ↓ りせのペルソナ「ヒミコ」がカンゼオンに変化で相性サーチのスキルを習得 ↓ ランクMAXになり、イシュタルが解禁 恋愛 ◆ 出現条件 7/23に自動 キャラクター 久慈川りせ 出現場所 平日:教室棟1階廊下 休日:豆腐屋前 曜日 金・土・日 時間帯 放課後 昼間 天候 リバース ブロークン 解説11/27以降はコミュイベント・ランクアップイベント等のコミュ可能日は従来から変更されます。 イベント ◆ ランク 内容 3 トレジャーサーチ習得:ダンジョンのマップ上で全ての宝箱の位置がわかる 6 エネミーサーチ習得:ダンジョンミニマップで全ての敵の位置がわかる 10 サイン入り写真入手、ヒミコ⇒カンゼオンへ転生 相性サーチ習得:戦闘開始時、いずれかの敵の弱点を教えてくれるようになる イシュタルの合体解禁 ランクアップ ◆ ランク 2 3 4 5 6 7 8 9 10 必要好感度 選択肢 ◆ 該当するペルソナがある場合♪が1つ増えるかもしれないとの事なので別途枠を作成しました。 ランク 設問 選択肢/好感度/好感度(P有) 1 1 なんで? 買い食いとかしない? 買って帰って食べれば? ○ ♪2 ♪3 ? ♪3 ♪3 2 1 いつもここまで来る? 稲羽市でも買えるんじゃ… 今日はどんな服を探しに? ♪3 ? ○ ♪3 ? ♪3 3 1 大声を出す 通報する 手を取って逃げる ? ? ♪3 - ♪3 ♪3 2 話を合わせる 否定する ♪3 ? ♪3 - 3 気にしてない ウソは良くない ウソだったのか? ♪3 ? ? ♪3 - ♪3 4 1 しょっちゅう たまに… あまり無い ♪3 ? ? ♪3 ♪3 ♪2 2 そうだ 違う 分からない - ○ ♪3 - ♪3 ♪3 5 1 どうして、わざわざ? もう必要ないのでは? 何故りせにこだわる? ? ? - - - - 2 そんな言い方はよくない あの人はりせを心配してる 本当に復帰しないの? - - - 3 後悔してる? 自分で選んだ道だ きっと分かってくれる(要寛容さ5) ♪2 ? ? ♪3 - ♪3 4 いいね りせが本気なら まだ決められない ♪2 ♪3 - ♪3 ♪3 - 6 1 可愛いの? 悔しい? 良かったね ? ? - - - - 2 嬉しい 嬉しくない アイドルは関係ない ♪1 ? ♪3 ♪2 - ♪3 3 励ます そばに寄る 笑い飛ばす(要勇気5) ♪3 ? ? ♪3 ♪3 ♪3 7 1 泣くんじゃない! 好きなだけ泣け! - - 2 抱きしめる[恋人確定] 様子を見る - - 8 1 芸能界に未練があるから 単にワガママだから “りせちー”も、りせだから ? ♪2 ♪3 9 1 何の話? 見たいのか? 期待してるものはない ? - ? ? ? - コミュニティマスター 休日イベント ◆ ランク 場所/概要 選択肢/好感度 2 3 4 5 6 7 8 9 10
https://w.atwiki.jp/pq2mtm/pages/16.html
電撃オンライン 『ペルソナQ2』登場キャラ&基本システムを発売前に徹底探索!【PQ2連載】(2018年11月1日) 『ペルソナQ2』ペルソナ使いたちが迷い込んだ“映画の世界”ってどんなトコロ?【PQ2連載】(2018年11月15日) 『ペルソナQ2』攻略本編集者が発売日にレビュー!【PQ2連載】(2018年11月29日) 【週間ソフト販売ランキング TOP50】『ペルソナQ2』が7.6万本で1位(11月26日~12月2日)(2018年12月6日) 『ペルソナQ2』プロデューサー&ディレクター“ここだけの話”インタビュー!【PQ2連載】(2018年12月13日) ファミ通.com 『ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス』この出会いは偶然か、必然か? 男女ふたりの『ペルソナ3』主人公がついに……!【先出し週刊ファミ通】(2018年10月23日) 【レビュー】『ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス』見た目はキュート、中身はメッチャ“骨太”なRPGがここに!(2018年12月1日) 日経トレンディネット 福山潤さん、井上麻里奈さんが明かす「ペルソナ」主役の苦労【TGS2018】(2018年9月22日)
https://w.atwiki.jp/trpg-originative/pages/40.html
女神 LV11 アメノウズメ LV18 アンドロメダ LV29 アナト LV37 ??? LV46 ??? LV53 ??? LV61 ??? LV70 ??? LV88 ??? LV5 マソ 古き中国の皇后のような衣装を身に纏う女性。氷結属性。 HP(生命力)+50 MP(魔力)+150 STR(力)+0 VIT(耐久力)+0 TEC(技術力)+10 AGL(素早さ)+10 LUK(運)+150 MDF(魔法防御力)+80 MAK(魔法威力)+15 <ペルソナを装着するだけで使える能力> 水・氷によるダメージを受けなくなる ディア 味方一体のHPをD10+(LUK÷10)回復。 消費MP5 <ペルソナ降臨で使える能力> ブフ 敵一体に氷の波動でD10+10のダメージ、たまに敵が「凍結」状態に。 消費MP5 「同調」連続撃ち 敵数体にD10+(TEC÷5)のダメージ。遠距離攻撃。消費MPなし 「最終覚醒」ポズムディ 毒状態を解除。消費MP5 「最終覚醒+最高相性」 海神の怒り 広範囲(場合によっては味方巻き込む)に、氷つぶての波で5D10+10+魔法威力のダメージ、たまに敵が「凍結」状態に。 消費MP50 LV11 アメノウズメ 天岩戸できわどい踊りを踊ったことで有名な女神様。 「初期」 HP(生命力)+30 MP(魔力)+60 STR(力)+0 VIT(耐久力)+0 TEC(技術力)+5 AGL(素早さ)+15 LUK(運)+100 MDF(魔法防御力)+30 MAK(魔法威力)+11 「同調」 HP(生命力)+50 MP(魔力)+120 STR(力)+0 VIT(耐久力)+0 TEC(技術力)+10 AGL(素早さ)+35 LUK(運)+120 MDF(魔法防御力)+50 MAK(魔法威力)+22 「最終覚醒」 HP(生命力)+65 MP(魔力)+160 STR(力)+5 VIT(耐久力)+5 TEC(技術力)+20 AGL(素早さ)+50 LUK(運)+165 MDF(魔法防御力)+80 MAK(魔法威力)+33 <装着相性> 美咲専用 <ペルソナを装着するだけで使える能力> 一部男性タイプのアクマとの交渉が有利になる 着衣が少なくなると回避率や素早さがさらに上がる パララディ 麻痺状態を回復。 消費MP 5 メディア 味方全体のHPをD10+(LUK÷10)回復。 消費MP 20 <ペルソナ降臨で使える能力> ハッピーダンス 敵全体を幸福状態にするダンス。敵は抵抗を試みる。 MP5 「同調」アギ 炎で敵一体に攻撃。D10+魔法威力ダメージ。 消費MP5 「同調」ディアラマ HPをD10+(LUK÷5)回復。 消費MP 30 「最終覚醒」セクシーダンス 敵全体を魅了状態にするダンス。敵は抵抗を試みる。 MP15 LV18 アンドロメダ 決して「瞬」ではない。 化け鯨の生け贄にされるところだった絶世の美女。王妃カシオペアの娘、英雄ペルセウスの妻。 「初期」 HP(生命力)+30 MP(魔力)+60 STR(力)+0 VIT(耐久力)+0 TEC(技術力)+5 AGL(素早さ)+15 LUK(運)+100 MDF(魔法防御力)+30 MAK(魔法威力)+18 「同調」 HP(生命力)+50 MP(魔力)+120 STR(力)+0 VIT(耐久力)+0 TEC(技術力)+10 AGL(素早さ)+35 LUK(運)+120 MDF(魔法防御力)+50 MAK(魔法威力)+36 「最終覚醒」 HP(生命力)+120 MP(魔力)+180 STR(力)+100 VIT(耐久力)+50 TEC(技術力)+15 AGL(素早さ)+100 LUK(運)+100 MDF(魔法防御力)+50 MAK(魔法威力)+54 <装着相性> 美咲専用 <ペルソナを装着するだけで使える能力> 「初期」自分のHPが十分の一以下になると味方全員の攻撃力が1.5倍になる 「初期」ディア 味方一体のHPをD10+(LUK÷10)+魔法威力回復。 消費MP5 「同調」ディアラマ HPをD10+(LUK÷5)+魔法威力回復。 消費MP 30 「同調」リカーム 味方一人を蘇生。HPは1。 消費MP 30 <ペルソナ降臨で使える能力> 「同調」生贄の鎖 自分がBIND状態になるが、味方一人の攻撃力と素早さが二倍になる。自分のBIND状態が解除されると味方の効果も解除される。 消費MP 30 「最終覚醒」海原の怪物 自らを喰らうはずだった怪物を呼び寄せて攻撃。敵全体にD10+(LUK÷5)+魔法威力の水&物理属性ダメージ。 ただし、相手が一人でも水属性無効だった場合自分に即死効果。 消費MP 50 LV29 アナト ウガリット神話の主神バアルの妹にて妻とされる、愛と戦いの女神。また、狩猟の女神であり、豊穣の女神でもあると考えられている。大量殺戮の逸話もある。 ものすごくクセのあるペルソナ。女怖い。 「初期」 HP(生命力)+80 MP(魔力)+450 STR(力)+30 VIT(耐久力)+50 TEC(技術力)+80 AGL(素早さ)+80 LUK(運)+100 MDF(魔法防御力)+100 MAK(魔法威力)+29 「同調」 HP(生命力)+120 MP(魔力)+600 STR(力)+50 VIT(耐久力)+80 TEC(技術力)+120 AGL(素早さ)+100 LUK(運)+150 MDF(魔法防御力)+150 MAK(魔法威力)+58 「最終覚醒」 HP(生命力)+150 MP(魔力)+800 STR(力)+80 VIT(耐久力)+100 TEC(技術力)+200 AGL(素早さ)+150 LUK(運)+200 MDF(魔法防御力)+200 MAK(魔法威力)+87 <装着相性> 美咲専用 <ペルソナを装着するだけで使える能力> 美人度がアップする。一部のアクマの交渉が有利に キレるとものすごく怖くなる 肉料理を自分で作成すると、HP10&MP10回復するマジックアイテムになる 自分の愛する者を大切にする気持ちが大きく深まり、それを傷つける、損なうものを許せなくなる(理性でなく感情的ということ) 「初期」パトラ 味方一人の軽度状態異常回復。 消費MP5 「初期」ディアラマ HPをD10+(LUK÷5)+魔法威力回復。 消費MP 30 <ペルソナ降臨で使える能力> 「初期」狙い打ち 敵一体に弓属性物理攻撃。発動がターン最後になる。TEC÷3のダメージを与える。敵は回避行動にペナルティが入る。 消費MPなし 「同調」アクハトの聖弓 敵一体に(TEC+LUK)÷4ダメージ。聖属性。消費MP50 「最終覚醒」豊穣の血肉 味方全員のHPのそれぞれ1/4数値を回復&1ターン、MDF、VITが2倍に。発動後、自分がBIND状態になる。 消費MP150 「最終覚醒」殺戮の宴 敵味方全員に即死魔法(ムド)効果+LUK+魔法威力ダメージ(ただし属性は物理ダメージ)。発動後、自分がPANIC状態になる。自分以外の対象すべてに効果があり、選択不能。防御は、受ける側が何とかするしかない。 消費MP200
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/1771.html
◇ ◇ ◇ ……燃え盛る炎の中、一人の少女が泣いていた。 逃げ遅れ、取り残された彼女の背後で、何かがひび割れるような音がする。 そこにあるのは、巨大な女神像。それが熱に炙られ、今まさに少女の上に倒れ込もうと…… 「あぶねぇ!!」 轟音、宙に浮く感触。 気が付くと少女は、一人の男の腕の中にいた。 巌(いわお)の如く鍛えられた胸板と、その奥にたぎる熱き魂。ややあって、その男、いや漢が、女神像を鉄拳で粉砕し、自分を助けたと理解する。 「あ、ありがとうございます!私、スバル・ナカジマと……」 少女、いや、スバルの自己紹介に漢も名乗り返す。 「俺は天花寺(てんげいじ)大悟。日本人だ!」 『ダブルクロス・リリカル・トワイライトStS 天からの快男児』 夜空に走る、一筋の魔力光。 二人の要救助者、スバルと大悟を抱えた高町なのはがゆっくりと舞い上がり、そして安全地帯に降りてきた。 「メーフィッフィッ!流石の高町君も、天花寺君を抱えて飛ぶのは辛かったようじゃな」 軽口を叩きつつ、待機していた老医師がスバルを受け取り、手当を始める。 その体の秘密に気が付きはしたが、特に何も言わない。この場では。 「あ、テンゲイジさん、でしたか?」 「大悟でいいぜ」 「では大悟さん、何故、あの場所に?」 「何故って……困っている人を放って置けない質でな。ま、面倒は嫌いなんで、俺は行かせて貰うぜ」 「え!? あ、大悟さん!色々と、お話を聞かせて貰いたい事が……」 「話す事なんかないさ。後ドクター、変な事するなよ?」 去っていく大悟を止めようとしたなのはを、更に老医師が引き留める。 「細かい事は気にするだけ無駄じゃよ。何故ならあ奴は、快男児じゃからな」 「……先生、彼の事を知ってるんですか?」 問われた老医師は、懐かしむようにぽつりと、 「昔、人の道を外れたワシに、償いをしろ、とな……」 そしてスバル。彼女の幼き心にその背中は焼き付き、 「私も、強くなりたい!」 目次へ 次へ